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2007年12月08日

悲鳴 ~枯れた薔薇と不気味に咲くラフレシア~ Ⅳ

□■□Ⅳ□■□


「ゆ・・・友姫ちゃんね? い・・・良いわよぉ」

「美沙奈様。イジメのリーダーになってくださいませんか?もちろん私達が美沙奈様をお守りいたします。」

姫奈はそう言った

まぁ私の勝手だし、お父様も私を気に入られているから暴言なんて吐かない。

 友姫ちゃんの所もお金持ちだし。お父さんは仲直りした方が良いぞしか言わないカモね。

 私のお母様、教育委員会ですし、ここの校長でもありますの。

   お母様、何回か虐めた経験があるようですし・・・

    でも、私イジめるの大嫌いなのよね・・・。

でも、私をイジメる世界に連れてこようとしている人がいて

何か・・・イジメたくなってきた。

ガラガラ・・・

「おはよっ」

枯れた薔薇集団がやってきた

てか私以外の人、全員枯れた薔薇とラフレシア。

全校生徒が私1人だけだった晴海高校に一気に転入生が来て

全校生徒が5000人を越えた。

 もしかしたら、豪邸の者の仕業の花から出来た人かも知れない。だから、今のウチに仲良くしておかないと

消えてしまうかも。

庵さんも、麗谷も、友姫ちゃんも 消えてしまうのかもしれない・・・・

庵さん、虐められているけど本当は悪い者なのかしら?

「おはよう」

私はやってきた 内宮 胡桃に声をかけた

胡桃さんって私以下だけど、結構美人。

私が決めつける事でもないけど。

「山龍美沙奈様ー!おはよーございます!」

いい気味。私のお母様にみんなに敬語を使って貰うよう言って置いたの。

何か、私も枯れた薔薇みたいになってるけど・・・

さぁ、枯れた薔薇ちゃん。色づけてあげるわよぉ・・・

「来た来た!! 友姫が来た!!」

姫奈はリズムに乗ってそう言った

ガラガラガラ・・・

ニコッ

「おはようございます。美沙奈様。」

友姫ちゃんは笑顔で言った。

「・・・ちょっとゴメンねー・・・私今日陸上部の朝練がありますの。では。」

 私はそう言って小さく姫奈にピースをして、廊下に出た。  


Posted by 茉莉 at 15:51Comments(2)

2007年12月07日

悲鳴 ~枯れた薔薇と不気味に咲くラフレシア~ Ⅲ

                       □■□Ⅲ□■□

ごめんなさい・・・庵さん

ワタクシ・・・・     役立たずですみません・・・

「・・・そうですか。  では仕方なくイジメを受けます」

                  イジメを受けます・・・・

駄目・・・・

諦めちゃ・・・          

「後もう一つ。虐められないからって調子に乗らないでください」

私は庵さんにそう言われて【ちょっと】反省した

「美沙奈様・・・お名前を変えてみては?3文字というのもちょっと・・・」

帰った後、メイドさんが言う

 その話を聞いていた お父様もうんと頷いた

「分かりましたわ・・・明日までに候補を出して置いてくださいね。素敵な名前が良いですわ」

「かしこまりました。お嬢様」

次の日・・・

私は気が付いた

     靴箱の中に何かが入っていると言うことを

【なたまらまたなまふなたまなたまたななたまれまたなたまたなまたまたなしまたなあまたなたまたななのまたなはなたまたなんなたまになたまんたましなたまたなったなたまなてたなたまたなるなたまな?たなまたなたまなたまたなたまたななたまたななたまたなまいまなまなたまなたまたなたままたまたなたまなたなた】

暗号?私が名探偵候補って知らない?

隣には 変な踊りをしたたぬきが写っていた。

まぬけ~・・・・ ん??

まぬけな踊りをしているたぬき

まぬけ踊りたぬき・・・

まぬけなたぬき

もしかしたら・・・

ま ぬけ なた ぬき

じゃない?

まとなたを抜いたら・・・

らふれしあのはんにんしってる?

になった。知らないわよ。誰がこんなイタズラを・・・

「ふふ。私は貴方を頼りますよ。お嬢様?」

庵さんの声が聞こえた

「頼りたいなら別に良いけど・・・。私名前変えるから」

私はそう言い残し紙を庵さんに突き返し、下駄箱から去っていった

ガララララ・・・・

「おはようございます!!美沙奈様!!」

「おはよう。」

「モデルさんよりも素敵ぃ~!!」

 姫奈がそう言う

「あらそう。私名前変えるの」

すると姫奈は

「だーーかーーら??ハッハ・・・自慢しないでくれる?」

とさっきとは違う声で言った

「そんな口調ではいけません。お父様にチクりましょう。」

「す・・・・すみません美沙奈様!!」

「庵さんをイジメから解放してあげたら許してあげますが?」

私はそう言うと、姫奈は土下座してこういった

「わ・・・分かりました。その代わり、友姫を虐めてください。彼奴苛つくんです。」

「え・・・。」

まぁ、友姫ちゃんちょっと苛つくけど

親友契約されているんだよね・・・

続く  


Posted by 茉莉 at 20:31Comments(0)

2007年12月02日

悲鳴 ~枯れた薔薇と不気味に咲くラフレシア~ Ⅱ

                   □■□Ⅱ□■□
「あれ~山龍さん。 アンタボーっとして、馬鹿みたい」
枯れた薔薇が言う。
するとラフレシアの 麗谷 姫奈 (れいたに ひめな)は
「シーッ」
と人差し指を立て、口に近づけて言う。
そう。麗谷は
この私に近づかない
何でかって?
私、イジメるの嫌い。
イジメる側になんかならないし
でも、イジメられたりはしない。だって
麗谷は私の事怖がってるみたい
怖がる理由?
そりゃ、私の家は豪邸のお金持ちだし
チクる相手が大手企業の社長さんだから。
時々、噂話の豪邸の者が
ウチのお父様じゃないかって疑われるんだけどね
お父様はそんなに暇じゃない。
「あっ・・・あうぅ!すみませんっしたー!」
枯れた薔薇集団の1人、 姫宮 友姫 (ひめみや ゆき)が慌てて言う
あ、イジメめられている女子生徒の名を言うの忘れてた
 条南 庵 
漢字だったら男っぽいけど じょうなん いおり て言うの
「ちょ・・・美沙奈さん!!助けて下さい!!」
女子生徒は必死で私に助けを求める
頼られてる感じがするんだけど・・・
「ごめんなさい。私、頼られるの嫌いなんです。」

続く  


Posted by 茉莉 at 21:49Comments(0)
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